「コンベックス」「メジャー」「巻き尺」「スケール」の違いは?

「コンベックス、メジャー、スケール、巻き尺」いずれも長さを測定する工具です。しかし、名称を誤って認識している方や混同している方も多いので、一度確認してみましょう。

一般的な見解と規格内の定義が異なる場合もあるので、本記事では実務経験に基づき、このあたりも説明しています。

正しい呼び方を把握した上で、相手が違う呼称を使っていても、使用状況や環境に応じて相手がどの工具を求めているか察してあげるのがよいでしょう。

目次

コンベックスとは

コンベックスは、先端に「爪(フック)」が付いた硬い金属製のテープが巻き取られている計測ツールです。金属製のため、計測時に直線を保てます。

特徴

  • 金属製で爪付き
  • メジャーと呼ぶ人も多い
  • JIS B 7512では巻き尺の一種

コンベックスの使い方は、大手計測ツールメーカーのシンワ測定株式会社さんが分かりやすく紹介しています。

メジャーとは

メジャーは、先端に爪がなく、布や樹脂などの柔軟なテープが巻きとられた測定ツールです。家庭や洋服屋の身体測定などでよく使用されます。

特徴

  • 布や樹脂製
  • 身体測定などでよく使われる

巻き尺とは

巻き尺は、メジャーと同様に布や樹脂など柔軟なテープが巻きとられたものです。10m、50mなど距離が長いものを測定します。テレビ企画の飛距離測定や学校のグランドなどでよく見られます。

特徴

  • 布や樹脂製
  • 長い距離を測定するもの

鋼製販売されているので、覚えておきましょう

スケールとは

スケールは、主に直尺などを示します。定規といった方がイメージしやすい方が多いかもしれません。一方で、「長さを測定するもの」としてコンベックスなどをスケールと呼ぶ方もいるので覚えておきましょう。

特徴

  • 定規のような直尺など

まとめ(一覧表)

前述で説明した要点を表にまとめました。

ツール名特徴補足
コンベックス硬い金属製のテープ、耐久性が高いメジャー、スケールと呼ぶ方も!
メジャー柔軟なテープ、軽量巻き尺の一種!
巻き尺柔軟なテープ、広範囲の測定建築、土木や学校などでも
スケール硬い素材、精密な測定定規のような直尺

参考サイト

この記事は以下のサイトを参考に執筆させて頂きました。

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